- 日本のトコジラミは、1960年頃に激減しましたが、現在、日本で被害が出ているトコジラミは、海外産です。
多国間貿易が盛んになったことにより、物流資材や輸入品に混入して、入ってくる場合と日本へ観光に来た、外国人旅行者によって運ばれてくる場合があります。
また、外国人が使用したリサイクル電化製品や外国人旅行者がよく宿泊するホテルで、トコジラミの生息があったと報告がされています。
また、海外産のトコジラミは、殺虫剤の耐性を持っているので、現在日本国内で販売されている一般向けの薬剤では、完全な駆除は不可能です。
トコジラミとは
施工の流れ
①事前調査
建築物内のどの範囲まで、トコジラミの生息圏が広がっているかを調査し、積算する。
調査内容
室内の寝具や畳、タンスに血糞が付着していないかを、目視やルミノール検査により、生息密度を調査する。これにより、施工範囲を特定できる。
②残効性薬剤の塗布作業
トコジラミを生息範囲から拡散させないために、部屋の四隅や畳、建材の隙間に残効性薬剤を塗布いたします。
③空間噴霧処理
壁内、天井裏、床下、タンス内等雑物に潜むトコジラミを駆除するため、特殊な機材を用い、微粒子化した薬剤を対象空間に噴霧します。これにより、取り残しなくトコジラミを完全に駆除します。
④再施工
建築物内の生息密度が低い場合では、①~③の1回の施工で完全に駆除できますが、生息密度が高い場合では、使用薬剤には殺卵効果は、ありませんので、数週間後、再びトコジラミが孵化してきて刺咬被害がでる可能性がございます。この様な理由から、万全を期すため、最低でも2回以上の施工が必要となってきます。